2 10月 2016 - 16:21
ナイジェリア過激派支配地域 6万人以上が飢餓状態に

西アフリカ、ナイジェリアのイスラム過激派組織、ボコ・ハラムの支配地域について、国連は、支援物資を運べず6万人以上もの住民が飢餓状態に陥っていると明らかにし、「状況は悪化し、最大の危機になりかねない」と訴えました。

ナイジェリアでは、イスラム過激派組織ボコ・ハラムが北東部を拠点にテロや襲撃事件を繰り返していて、国連によりますと、これまでにおよそ1万5000人が殺害され、200万人以上が住む家を追われました。

国連のOCHA=人道問題調整事務所は、30日、スイスのジュネーブで記者会見し、ボコ・ハラムの支配地域では治安が悪化して国連機関などが食糧を運ぶことができないため、およそ6万5000人の住民が飢餓状態に陥り命の危険にさらされていると明らかにしました。

そのうえで、OCHAの担当者は支援物資が届かなければ多くの人が餓死するおそれがあるとして、「状況は悪化し、ほかの地域にないほどの、最大の危機になりかねない」と訴えました。

ナイジェリア北東部では、ナイジェリア軍などによるボコ・ハラムの支配地域の奪還作戦が続いていますが、ボコ・ハラム側も反撃するなどして作戦は難航しています。ユニセフ=国連児童基金によりますと、支配地域には医療物資も届けられない状況だということで、人道危機は一段と深刻化しています。

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